EVタクシーが直面している課題と経済的損失データ

​パリでEVタクシーの普及が進まない(実証実験後に運用見直しとなった)背景として、以下の具体的損失データが指摘されています

​充電待ちによる機会損失
​パリ市内の急速充電器はわずか75箇所(東京23区の500箇所以上と比較して不足)
​そのうち約30%で充電待ちが発生し、タクシー1台あたり1日平均2時間42分が充電待ちで浪費
​これによる売上の機会損失は1台あたり年間約320万円に達する

急速充電器の信頼性
​パリ市の調査で急速充電器の故障率は平均15%に達し、修理には平均3日かかる

​5年間の総保有コストの差
​EVタクシーはハイブリッド車と比較して5年間で約850万円割高

​バッテリー交換費用:約400万円
​充電設備導入・維持費用:約250万円
​充電時間に伴う機会損失:約200万円

​保険料
​事故時の高額な修理費やバッテリー火災(特に地下駐車場等での消火の困難さ)リスクにより、保険料が同クラスHV比で約35%高額

​このように、急速充填・安定した航続距離・高い耐久性を持つMIRAIが、EVの抱える課題をカバーする形でパリのタクシー現場に受け入れられています。