>>931
Geminiより

リサイクル業者がLFP(リン酸鉄リチウムイオン)バッテリーの処理を嫌がる最大の理由は、「リサイクルしても儲からない(採算が合わない)」からです。従来の三元系バッテリーに比べて、回収できる金属の価値が低いことが原因です。
主な理由は以下の3点です。
1. 売れる高級金属が入っていない三元系(NMCなど)には、コバルトやニッケルといった市場価値の高い希少金属(レアメタル)が多く含まれています。LFPはこれらを一切使わず、安価な鉄とリンで構成されているため、取り出しても高く売れません。
2. リチウムの回収コストが高すぎるLFPから抽出できる価値ある資源はほぼリチウムだけです。しかし、現在の一般的なリサイクル技術(酸や熱を使う方法)では、リチウムだけを純度高く取り出すのに多大なコストとエネルギーがかかります。結果として、リチウムの売却益よりもリサイクル費用のほうが大きくなってしまいます。
3. 残ったゴミの処理にもお金がかかるリチウムを抜いた後に残る大量の「鉄・リンのカス(スラグ)」は、適切に処理しないと土壌汚染などの環境破壊につながります。この廃棄物処理のためのコストが、さらに業者の利益を圧迫します。

このように、現状は「処理すればするほど赤字になる」構造であるため、業者は引き受けたがりません。現在は世界中で「国からの補助金」や「自動車メーカーが処理費用を負担する仕組み」などの制度作りが進められています。