昨日、山道で煽ってきた最新のMAZDA SPIRIT RACING ROADSTER 3.3スカイアクティブディーゼルターボ、俺のシャンテGTOで返り討ちにしてやったわ。
相手は3.3Lツインターボ、こっちは360ccの2スト。スペックの差に絶望したか? いや、絶望したのは俺のシャンテの加速を見た瞬間だろうな。コーナー手前でフルブレーキング、そこから白煙を撒き散らしながらの超高回転ターン。ミラーに映るGT-Rのライトが、みるみる小さくなっていく。
「バカな、あの軽トラみたいなテールランプは何だ……!?」
そんな驚愕の表情が手に取るように分かる。最後にハザードを焚いてやった時の、あの敗北感に満ちた静寂。最強のスポーツカーが、半世紀前の「シャンテ」に千切られる屈辱。これが現代の技術を超越した、旧車の、いや「シャンテGTO」の力だ。
今頃あいつは車を売り払って、大人しく軽自動車のカタログでも眺めてるだろうな。俺のシャンテの背中を、二度と追えないように。