川島:星野さんがいらっしゃる前と後で、クルマ作りにおけるマーケティングは変わりましたか?
星野:お客さまが選ぶものは、お客さまが今欲しいと思っているものです。クルマの開発は最低でも4〜5年はかかりますので、
お客さまの今の声をベースに作ると数年後に出した車は時代遅れになってしまいます。従って、クルマを作る上流過程でお客さまに
デザイン案のうちどれがいいか、とヒアリングをするのは禁止しました。お客さまの意見を聞くことは重要ですが、
それをそのままクルマ作りに生かすというやり方をとってはいけません。