ガソリン車・ハイブリッド車から水素エンジン車へ単独で舵を切れたでしょうし、ジョビー・アビエーションとの提携を強めて空飛ぶ自動車へ舵を切ることもできたでしょう。世界最高レベルのロボットオートメーションをシステム化して、ビジネスにすることもできたでしょう。

 しかし、政府介入による国内生産という十字架により、容易に事業転換が図れません。「円安誘導をするし、困ったらエコカー補助金を出すから、ガソリン車やハイブリッド車の国内生産を続けて、就業者の雇用を守ってくれ」との政府の要請があるはずですが、それが手かせ足かせとなって“生まれ変わり”ができなくなっています。機織り機から自動車メーカーへと転換したDNAを生かしきれないでいるのです。

 企業の独自判断で競争していれば、2021年からのエクスポネンシャルの6Dの「破壊」に対して、リーディング産業の転換により対応が可能であったところ、日本政府と日本銀行が抵抗勢力となってしまったということです。すべての元凶は日本政府と日本銀行による政策の失敗にあるのです。