ゴーン氏:繰り返しになりますが、日産は危機に瀕していた1999年の状態に戻りつつあります。つまり二流の自動車メーカーになるということです。二流の自動車メーカーは、トヨタ自動車の戦略やクルマをまねしがちです。自分たちがライバルより先に意思決定することを恐れて、ついトヨタのまねをしてしまうのです。

 日産の縮み志向を象徴するのは、欧州事業です(編集部注:日産は欧州でスペインの工場を閉鎖し、自前の販売網も縮小する方針を打ち出している)。米国でもリストラを実施しました。あちこちで立ち止まり、グローバル戦略を見直して、99年以前の日産にまた戻ってきました。それだけのことです。今後数年間、そのようになっていく日産の姿を見続けることになるでしょう。