■Well-to-Wheel効率を計算してみる。
http://www.jari.or.jp/Portals/0/jhfc/data/report/2010/pdf/result.pdf
原油採掘0.982、原油タンカー輸送0.987、ガソリン精製0.867、国内輸送0.995、ガソリン給油0.995
0.982×0.987×0.867×0.995×0.995=0.8319 ●効率83.1%

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcsj1966/32/3/32_3_86/_pdf
粗天然ガスの熱量を100%とした場合、前処理99%、液化91%、貯蔵出荷88%、海上輸送86%となる。
(海上輸送の航海日数は片道7日と設定してある) ●効率86%

ニッサン新型リーフ:発電所熱効率60% として計算、Well-to-Wheel効率 1.410km/MJ×86.0%= 1.212km/MJ
プリウス ZVW51:Well-to-Wheel効率 1.179km/MJ×83.1%= 0.979km/MJ

ニッサン新型リーフ:発電所熱効率45% として計算、Well-to-Wheel効率 1.055km/MJ×86.0%= 0.907km/MJ
エネチャージ版アルト DBA-HA36S:Well-to-Wheel効率 1.069km/MJ×83.1%= 0.888km/MJ

3.11の影響で無理矢理必要量を掻き集めた都合、日本は世界一高価な天然ガスを使っている。

原油、38.1MJ/l、液化天然ガス(LNG)、25.1MJ/lと、容積あたりの熱量も石油より低く輸送効率が劣る。
LNGは-160℃の低温に冷却、液化されて運搬される。LNGタンカーは建造費が高く数を増やすのは大変だ。
船舶輸送は効率が悪く、1日当たり0.15〜0.20%程度ボイルオフにより蒸発して積荷が目減りする。

2016年度の輸入実績が3番目に多いカタール産だと片道約13日もかかり、効率は約84%程に低下する。
リーフは最新鋭のGTCCで発電しなければプリウスに勝てず、条件次第でアルトにすら負ける。

パイプラインで天然ガスが供給される国と違い、日本の場合EV化はメリットは少ないようだ。
ケミカル原料の確保のため原油の輸入も減らせないし、日本ではHVの天下が続くだろう。