Zaif、よしもとに動画製作を依頼

 
http://biz-journal.jp/2018/02/post_22355_2.html

仮想通貨取引所「Zaif(ザイフ)」を運営するテックビューロは17年11月までに、仮想通貨技術を使った資金調達(ICO)で
109億円を集めたと報じられた。
日本企業のICOとしては最高額。ICOは企業が「トークン」と呼ばれる権利書を発行して資金を調達する手法。
出資者はビットコインなどの仮想通貨で払い込み、トークンを得る。


 Zaifの仮想通貨の取扱銘柄は5種類で、10種のトークンを発行。
仮想通貨取引所のなかで、ビットフライヤーに次いで存在感を高めていた。


同社の朝山貴生社長は学生起業家で、関西学院大学商学部在学中に輸入玩具のインターネット通販会社を立ち上げた。
1997年にシリコンバレーに渡米。
クレジットカード決済やリッチメディア広告を手掛ける企業、オーバーテックを設立してCEO(最高経営責任者)に就いた。

朝山氏は日米を股にかけるベンチャー起業家で、14年6月に国内にテックビューロを設立、社長に就任。
15年3月、独立系VC(ベンチャーキャピタル)の日本テクノロジーベンチャーパートナーズCC投資事業組合を引受先とした第三者割当増資で1億円を調達。
その資金で、ビットコインとモナー(コイン)を取り扱っていたetwingsを買収してZaifを開設した。

 
Zaifの資本金は8億3013万円(資本準備金を含む)。新生銀行も出資しており、銀行が仮想通貨取引所に直接出資するのは初めてといわれた。


 Zaifは17年12月16日、お笑いコンビ・かまいたちを起用してネットでの動画配信を開始した。かまいたちは、TBS主催のお笑いコンテスト
「キングオブコント2017」で優勝した。
Zaifは、かまいたちも所属するよしもとクリエイティブ・エージェンシーに依頼して、仮想通貨お笑い動画を製作。
同CMは、Zaifという言葉がまったく出てこない内容になっている。
Zaifは2月16日、女優の剛力彩芽を起用したテレビCMの放送を全国で始めた。
「ビットコインするならZaifハピネス篇」と題したCMだ。黒いドレス姿の剛力が多数のダンサーとともに歩き、
ビットコインのロゴ入りのリンゴにキスして「ビットコインするならZaif」とつぶやく。

 
コインチェックの流出事件を受けて1月29日、仮想通貨の業界団体「日本仮想通貨事業者協会(JCBA)」と「日本ブロックチェーン協会」は
会員企業に対して、仮想通貨の広告を管理する態勢を整備するよう要請したばかり。
テックビューロはJCBAに加盟し、朝山氏はJCBAの理事を務めているが、広告の自主規制を無視した格好になるわけで、物議を醸すことになりそうだ。
そのZaifはビットコインを0円で販売するという問題が報じられている。それも10億ビットコイン、日本円にして2200兆円に上る額だ。
仮想通貨の信用を大きく揺るがす事態に発展しかねない。