>>460
生前の伊勢宗瑞の人物評として『東渓宗牧語録』に「東海路有武而之禅人」とあるそうだからバランス感覚の優れた
--というよりも禅を形而上の観念に止めず己の武の在り方に具現化しようとしたリアリストと見るべきだろうか。
まさか『臨済録』の「逢仏殺仏、逢祖殺祖、逢羅漢殺羅漢、逢父母殺父母、逢親眷殺親眷、始得解脱。」を実践したとは云わないけれど。
 
思想についてはむしろ現実の事績を以て一個の過激思想家たり得た人だと位置付けたい。
「村と大名の直接対峙」は当時のエスタブリッシュメント即ち室町幕府の統治思想と対比して破壊的、革命的な尖鋭だったのではないか。