トヨタが他社へのOEM供給車両について「製造元」や「元の車種」を明記しているのは、品質管理やリコール時の対応窓口を明確にするための開示であり、自社ブランドとして販売・保証している製品であるという責任そのものを否定するものではありません。
OEM(相手先ブランドによる生産)というビジネスモデルの本質において、自動車メーカーが自社ブランドのエンブレムを冠し、独自の販売網を通じて顧客に提供している以上、その車両の企画・品質・販売の最終的な責任はすべて販売元であるトヨタに帰属します。製造名義の開示を「自社で作っていないからトヨタ車ではない」と解釈するのは、製造受託とブランド所有・販売の法的・商業的な仕組みを混同した論理のすり替えにすぎません。