もしも今、自動車が「100%EV」になったら…本当に便利で経済的な社会が訪れるのか?
https://news.yahoo.co.jp/articles/72c3007c803fe68bd43aa3f3f08104828db7fc02?page=1

 何より一番深刻な問題は、電気自動車の普及によりヨーロッパがどんどん中国に依存していくこと。
電気自動車の心臓部であるバッテリーの主原料はコバルトとリチウムだが、コバルトの最大産出国はアフリカのコンゴで推定埋蔵量が12万トン。
これが世界の埋蔵量の8割を占めると言われ、そのうちの8割を中国が所有している。

 採掘は過酷で危険な条件の下、現地の子供たちが1日1ドルほどの賃金で働いていることが、すでに長らく問題になっている。
なお、コバルトはこのまま採掘していけば、早晩枯渇する。

 一方のリチウムは、南米のボリビア、アルゼンチン、チリの「黄金の三角地帯」が主産地。コバルトと違って量は十分だが、1トンのリチウムを取るために100万リットルの水を気化させなければならない。
また、その他にも環境への甚大な負担があるため、これまで西側諸国は手を付けなかった。

 しかし、リチウムは自動車だけではなく、パソコンや携帯電話のバッテリーにも必要なので、こちらも中国への依存が著しく、価格はこの10年で10倍以上に高騰。
しかも今後、電気自動車一本に絞るなら、依存はさらに高まる。

 「我々は習近平の腕の中に、頭から飛び込んでいくつもりなのか?」とピエトリ氏は強く警鐘を鳴らしている。