電力を固体にして貯蔵する――安価な大規模溶融塩電池を開発
https://engineer.fabcross.jp/archeive/220520_freeze-thaw-battery.html


米国立研究所の研究チームが、貯蔵電力容量の90%以上を最大12週間保持できる、アルミニウム-ニッケル溶融塩電池を開発した。
用いた電解質溶融塩は、約180℃に加熱されるとイオン伝導性を生じ充放電が可能になるが、室温に冷却すると固体化して導電性を失って自然放電が抑制され、充電状態が長期間保持される。
出力変動が大きい再生可能な自然エネルギーを電力系統(グリッド)に組入れる際に、季節的または時間的に出力安定化をはかる上で重要な手法になると期待される。

電力貯蔵に関する材料コストは、1kWhあたり約23ドルと非常に低い。研究チームは、さらに安価な鉄を使うことで、約6ドルまで下げられるとし、現在のリチウムイオン電池の材料コストの15分の1にできると期待している。