入社以来、モンハン一筋の徳田さん。入社のきっかけも、モンハンだった。

 「ゲーム会社への入社を考えていた時期に、ちょうどモンスターハンター初代のプロモーション映像が流れていたんです。
その中で、リオレイアが水をのんだり、リオレウスが草食モンスターを狩って捕食したりするようなシーンがありました。
モンスターをただの敵としてではなく、生態系の一部として描こうとしている姿に共感と感動を覚えまして、『モンスターハンター』を作らせてほしいと、カプコンを受けました。
それ以来、ずっと20年間、モンハンを作り続けることができて、幸せです」

 徳田さんがひかれた生態系の描写は、モンハンでも重要なテーマとなっている。

 「制作する上で、生態系を支えているものは何かということを常に考えています。
草食モンスターがいて、それを食べる肉食モンスターがいて、さらにそれを分解するものがいます」

 「モンハンの生態系でいえば、リオレウスが頂点にいますが、それを下支えするものは何か。
そうした生態系の描写にこだわっていくことが、架空の世界が、リアリティーへとつながる方法だと思うのです。
リアリティーが高まることで、モンスターの強さや怖さが引き立ち、そこに立ち向かっていく勇気へとつながります。
それによって、没入感の高い体験ができるのではないかと考えています」