ヒラリヒラリと舞い遊ぶように
姿見せた赤い鷹(リオレウス)
夏の朝の真ん中 陽の下で
喜びとしてのレッド 憂いを帯びたブルーイエローに
世の果てに似ている漆黒の炎

祖龍に尋ねてみた どこまで行くのかと
いつになれば会えるのかと
彼女は答えた 会えることはないよ どこかに飛んで消えてるから

そう…じゃあ お気をつけてと見送ったのはずっと前で
ここに未だ還らない
彼女(祖龍)が死んでしまったのを知るのは
今更になってだった

私は事(生物安楽死計画)を進めなければ
生物はなぜ子産むのか
その答えを知るため産まれたと
そうだと信じて生きてきた
恐怖と絶望に満ちた
この世界へ産まれ落ちて来たのは

私が世界に込めた その思想の意味を
ついに誰も知ることはない
そう それは不幸な命増やして苦しませぬようにと

もしこれが運命なら なんてひどいストーリーだろう
進むことも戻ることもできずに
ただ独り舞台に立っているだけなのだから

深緑の鷹(リオレイア)とふと出会った
何故か彼女(祖龍)によく似ていた
愛してもいいと思ったのに
湧き上がったのは疑心だ
この娘は私を避ける
きっと叶わぬ恋だと 分かっていた

想いの場所(古塔)へと辿り着いた
世界は変革する
皆が 子どもを産めぬ世界へと
ただ そこに 一匹残った 新入り(トビカガチ)を追い詰めて 最後の因縁を断ち切らねば
神へと なった つもりだった
皆が滅ぶ幸福な世界を作り上げていたのだと
一体 君らに何が分かる
ただ絶望のみに満ちた
子を生み(産み)出すことの愚かしさが