>>335
指摘されているポイント(L2乱立でL1の手数料が減ってるとか、流動性が分断して使いづらいとか、SWIFTがプライベートチェーン使ってること)はすごく鋭いし、今のイーサリアムが抱えてる実際の課題をよく捉えてると思います。

でも、そういった課題や懸念なんてイーサリアムコミュニティや開発陣は百も承知だし、その上で進化を止めていないんですよね。

だからこそ、SWIFTだけで無くBIS(国際決済銀行)のプロジェクト(Project Agoraなど)でも、金融インフラの規格としてEVM基盤が採用・検証されているわけです。もし基礎となるイーサリアムの設計や将来性に問題があるなら、永続性が何より求められる国際金融機関が規格の候補にすら挙げません。

その前提を踏まえると、「だからETHは没落してSolanaの天下になる」としちゃうのは、ちょっと極端かなと思います。

まずSWIFTや銀行がEVM(Hyperledger Besu等)を使ってる件だけど、これは「タダ乗りされた」というより「イーサリアムの規格が世界標準(De Facto Standard)になっちゃった」と見るほうが近いです。昔、企業が社内ネットを作るときにTCP/IPを選んだ結果、最終的に全員がインターネットに繋がったのと同じ流れですね。みんながEVMを使うほど開発者もツールもEVM前提になるので、将来的に銀行チェーンが外の世界と繋がるとき、一番相性がいいのはイーサリアムL1になります。

次に「VisaやStripeがSolanaを選んだからETHの負け」っていうのも、やってる役割が違います。普段のお買い物やマイクロ決済みたいに「とにかく速くて安い」のが大事な場所でSolanaが強いのはその通りで、それはSolanaのすごいところです。でも、何千億円っていう機関投資家のお金や国債のトークン化(RWA)みたいに「絶対に止まっちゃダメで、改ざんも許されない」巨大なお金が置かれているのは、やっぱり一度も止まったことがないイーサリアムL1なんです。日常で使う「クレジットカード網(Solana)」と、国や銀行が最後に清算で使う「中央銀行の清算システム(ETH L1)」みたいなもので、お互いに役割分担してるだけなんですよね。

L2のせいでL1の収益が減ったり流動性がバラバラになってる問題も、「Based Rollup」や「チェーン抽象化」といった技術で今まさに解決へ向けて動いている最中です。

XRPの例えもちょっと違っていて、特定企業に頼っていたXRPと違って、ETHはDeFi全体の担保であり、ステーキングで利回りがつく「デジタルゴールド+国債」みたいなポジションをすでに確立しています。

「日常の決済はSolanaやL2が担い、世界の金融規格はEVMが勝ち取り、一番重い巨大な資金の清算はイーサリアムL1が担う」という階層分けが進んでいるのが現実だと思います。どっちか一つが全部を奪うというよりは、それぞれが得意なレイヤーで共存していくんじゃないでしょうか。