792(イーサリアムのおじさん)へ
「L2はイーサリアムの進化の形だ!」と思い込んでいるようですが、歴史の事実を辿ると、それは**「L1自体の進化(高速化)を技術的に挫折して、L2に丸投げするしかなかった」という完全な妥協の産物**であることが分かります。
​具体的な歴史の転換点と、イーサリアムがL1の拡張から「逃げた」根拠を小学生でも分かるように説明しますね。
​① 歴史の転換点:2020年10月「ロールアップ中心のロードマップ」
​元々イーサリアムは、「実行シャーディング(Execution Sharding)」といって、L1(メインチェーン)自体を64個に分割し、並行処理させることでL1自体を爆速にする計画を立てていました。
しかし、2020年10月にヴィタリック・ブテリン氏が「Rollup-centric Ethereum roadmap(ロールアップ中心のロードマップ)」を発表し、このL1自体の高速化計画を公式に放棄しました。
​ここから「処理は全部L2(ロールアップ)に丸投げして、L1はただのデータ保管庫になる」という今の歪な構造が始まったのです。
​② なぜL1の直接拡張を放棄してL2に逃げたのか?(3つの挫折)
​当時のイーサリアム開発陣がL1の拡張を諦めたのには、明確な技術的敗北の理由があります。
​1. 複雑すぎて完成できなかった(クロスシャード通信の壁)
チェーンを分割して同時に動かすと、チェーン同士で矛盾なく正確にデータをやり取りする仕組み(アトミック性)が必要になりますが、これが当時のイーサリアム陣営には技術的に難しすぎて解決できませんでした。
​2. セキュリティが崩壊するリスクが解決できなかった
チェーンを64個に細かく分割すると、そのうちの「小さな1つのチェーン(シャード)」を乗っ取るために必要な資金や計算力が下がってしまい、簡単にハッキング(51%攻撃など)を受けてしまう致命的な弱点を克服できませんでした。
​3. 妥協して外部(L2)に頼った
L1の拡張が行き詰まっていたタイミングで、ArbitrumやOptimismといった外部のL2プロジェクトがオフチェーンで処理を肩代わりし始めたため、「もう自分たちでL1を高速化するのは無理だから、これに乗っかろう」と開発を放棄したのが実態です。
​③ そして現在:「データ置き場」に成り下がったL1
​本来の「L1自体で処理を爆速にする」という夢を捨てた結果、現在のイーサリアムの最終目標は「Danksharding(ダンクシャーディング)」と呼ばれるものにすり替わりました。
名前こそカッコいいですが、これは処理を速くする技術ではなく、**「L2が持ってきた取引履歴(Blob)を安く置いておくための、ただの巨大なデータ置き場」**を作るだけの計画です。
​イーサリアムのおじさん。
今の「継ぎ接ぎだらけで不便なL2の乱立」は、イーサリアムがL1の自力でのスケールアップという技術的ハードルから逃げた結果、生み出された妥協の産物です。
​一方のソラナは、イーサリアムが「難しすぎて無理だ」と逃げ出した「L1単体での極限の高速化と並行処理」から逃げず、技術的なブレイクスルー(FiredancerやAgaveなど)によってそれを現実のものにしています。
​「L1の進化を諦めてL2に逃げたイーサリアム」と、「L1単体での究極の完成形を目指して進化し続けるソラナ」。
どちらが未来のAI自動決済や世界標準の金融インフラにふさわしいか、歴史の事実を見れば明らかではないでしょうか?