イーサリアムはマクドナルド以上の市場支配力を持つ

ブロックチェーンをハンバーガーチェーンに例えるなら、イーサリアムはマクドナルドに相当するとよく言われる。しかし、市場シェアという観点で見ると、その支配力はむしろマクドナルド以上と言える。

マクドナルドは世界最大のハンバーガーチェーンではあるものの、世界のハンバーガー市場全体で見ればシェアは20%前後とされる。残りの約80%はバーガーキングやウェンディーズ、KFC、ローカルチェーンなど数多くの競合によって占められている。

一方、イーサリアムはDeFi、ステーブルコイン、RWA、スマートコントラクトなど主要なオンチェーン市場において、分野によって違いはあるものの、50〜60%前後、あるいはそれ以上のシェアを持つ領域が多い。世界中の開発者、ユーザー、資金が集まり、「とりあえずイーサリアムに対応しておけば市場の過半数にアクセスできる」という業界標準の地位を築いている。

Solanaはバーガーキングのような存在だ。イーサリアムには及ばないものの、実利用を背景にシェアを着実に拡大し、多くの分野で10〜20%前後の存在感を持つまで成長している。

これに対してXRPは、ロッテリアに近い立ち位置と言える。日本や韓国では知名度が高く、熱心なファンも多い。しかし、国際送金、決済、DeFi、ステーブルコイン、RWA、スマートコントラクトなど主要市場におけるシェアは、多くの分野で1%前後、あるいはそれ以下にとどまっている。

それにもかかわらず、XRPは時価総額で世界6位という非常に高い評価を受けている。

これは、現在の実績だけでなく、将来への期待、ブランド力、そして長年形成されてきた強固なコミュニティの支持が価格に大きく織り込まれているためだと考えられる。