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取引環境の高速化

取引参加者による
高速化・高頻度化のニーズが、
取引所のシステムの高速化を進め、
またそれがさらに取引参加者の
高速化を促進しています。

東京証券取引所でも、
2010年に新しい取引システム
arrowheadをリリースしました。

arrowhead稼動前は注文に対する
平均応答時間は
平均2~3秒でしたが、
稼動後は平均2ミリ秒にまで
短縮されています。

arrowheadはその後も
性能が改善されて、
2012年には平均1ミリ秒の
応答性能を達成しています。

2015年にも
リニューアルが予定されており、
そこでは平均0.5ミリ秒が
実現される予定です参考2。

HFTで要求される
1ミリ秒という時間は、
光速で往復できる距離に換算すると、
片道約150kmです。

これは東京から静岡市辺りまでの
距離に相当します。

この水準になると、
サーバーやネットワークの
機器性能だけでなく、
取引所までの地理的な距離をも
意識しなければなりません。

例えばサーバーを
大阪に置いた時点で、
東京まで片道約400kmあるため、
応答時間1ミリ秒の達成は
物理的に不可能になります。

図1:東京から150km圏内
東京-大阪間の400kmは
光速でも往復約2.7ミリ秒かかる
https://www.nttdata.com/jp/ja/-/media/nttdatajapan/images/data-insight/2015/2015010801/2015010801fig_diagram01.jpg