Rippleの中立性喪失が引き起こす悪循環

Rippleが自社発行するRLUSDに注力し始めたことで、
XRPの未来だけでなく、Rippleの今後にも大きな影響を与えそうです。

これまでRippleは、XRPが中央集権的でない中立的な存在であることを強調してきました。
つまり、XRPはあくまで「ユーティリティトークン」として、金融機関や企業に広く使われることを目指していました。

しかし、RLUSDの発行により、Rippleは自社の利益を最優先する形になり、
中立性を実質的に放棄することになりました。

これが引き起こすのは、単なる一時的な影響にとどまらない可能性があります。
他社がRLUSDを使う意欲を失う可能性があるのです。
なぜなら、「Ripple発行のステーブルコイン」という時点で、XRPL上では他社はすでに競争上不利な立場に立たされるからです。

これまでRippleが「中立的なプラットフォーム」としていたのは、
XRPが「どの企業でも公平に利用できる」という前提を持っていたからです。

しかし、今後はRLUSDがRippleの意図した役割を強く持つこととなり、
他の競合企業はその影響下に置かれるリスクを感じるでしょう。

そのため、Rippleが抱える最大の問題は、
「中立性を失った」という点です。
他社の公平な競争性が崩れることで、Ripple自体が孤立してしまう恐れがあるのです。

XRPは外部の互換性や相互運用性が低いうえに、XRPL上でも孤立していく可能性が高まったと言えるでしょう。

結果として、Rippleの「RLUSD推進」の裏に隠された本当のリスクは、
XRPやRLUSDが孤立し、今後あらゆる企業を取り込む、未来の成長が難しくなる可能性があるということです。

Rippleの今後の展開に注目し、
この"中立性の喪失"がRipple自身とXRPホルダーにどれほど深刻な影響を及ぼすかを、
今から冷静に見極めなければならない局面に来ています。