供給面では、2022年の「The Merge」によるProof of Stakeへの移行以降、ステーキングされるETHの量が増加し続けている。現在、全供給量の約35%がステーキングされており、市場への流通量が減少。加えて、取引手数料の一部を焼却(バーン)するEIP-1559の仕組みも継続しており、ネットワークの活動が活発になるほど供給量が減少する「デフレ資産」としての特性が、長期的な価値貯蔵手段としての魅力を高めている。現在のステーキング利回り(年率約3.5%前後)も、安定した収益を求める投資家を引きつけている。

市場アナリストは、「イーサリアムは単なる暗号資産ではなく、分散型インターネット(Web3)の基盤としての地位を確立しつつある。技術的なアップデート(例:データ可用性を向上させるDankshardingの段階的導入)も順調に進んでおり、ファンダメンタルズは強い」と評価する一方、「これまでの急ピッチな上昇に対する調整リスクや、ステーキングやDeFiに対する規制当局の動向、また新たな競合ブロックチェーンの技術革新には引き続き注意が必要だ」とも指摘している。

イーサリアムの価格は、1万5,000ドル達成後、やや利益確定売りに押される場面も見られるが、依然として高値圏で推移しており、市場の関心は次に2万ドルを目指す展開となるかに集まっている。