SWIFTのグローバルバンキング部門トップであるウィム・レイメーカーズ氏は、ブロックチェーンによる送金において2つの問題を指摘している。
1つ目は法的および規制上の問題、2つ目は透明性が高すぎるという問題。銀行同士で送金を行う場合、銀行間の法的、契約的、コンプライアンス的に仲介銀行を介するSWIFTのシステムの利用が適している。
また、SWIFTは実際に分散型台帳技術による取引の検証も実施しており、その際に「銀行は他のすべての銀行が見られる口座でいくらのお金を持っているか明らかにしたくない」という意思表示があったという。
銀行の協同組合であるSWIFTが、銀行の意見を汲み取って作ったのがSWIFT GPI なのです。

その上で、レイメーカーズ氏は「今日の銀行がブロックチェーンを採用するのは極めて困難」とし、SWIFTが開発したGPI(global payments innovation:グローバル・ペイメント・イノベーション)の優位性を主張している。
GPIはSWIFT参加の銀行がノストロ口座でのリアルタイムでの資金管理ができることを目指す国際プロジェクト。ノストロ口座の正確な金額の把握は、余剰な資金の流動性向上に繋がり、潜在的なビジネスチャンスを生むことが期待されている。
SWIFTの新システム、SWIFT GPIではリップルの目指していたノストロ口座の資金削減にも対応している。