2020年に台頭したDEXは、歴史的には、機関投資家など一部のエリートに占有されてきた金融業界の分散化につながる技術として高く評価する反面、Arken Financeは現在のDEXが2つの大きな課題に悩まされていると指摘。UX(ユーザー体験)の向上と流動性の低さなどインフラ問題が急務であると捉えている。

また、従来DeFiプラットフォームで取引する際には、複数のプラットフォームで価格チャートをチェックした後、スワップする為のプラットフォームを複数探すため、数多くのサイトをチェックする必要がある。

このような経緯からArken Financeは、独自のノードとプライスエンジンによって全てのトークンの取引情報を一覧で見れるプラットフォームを構築した。

さらに、DeFiプラットフォームでは大きな課題の一つであるスリッページ問題の解消も目指す。スリッページは相場変動等により、注文時のレートと約定レートの間に乖離が生じる(約定が滑る)現象のこと。DEXなどでは、出来高不足で流動性が低く、取引板が薄いことが影響し、想定していた約定価格と実際の約定価格の差が大きくなりやすい。

他のアグリゲーターとの違い
Arken Finance側は他のDEXアグリゲーターとの主な違いは以下の6点だと説明している。

シンプルなチャート分析機能
ベストレートでの売買取引機能
ガス代の最適化機能
騰落率の比較機能
価格アラート機能
リミットオーダー機能
Arken側は異なるペアの市場取引データや取引量など、一つのチャートでユーザーのみたい情報の一元化に成功。また、チャート分析ツールのTrading Viewを採用し、従来のDEXにはないRSIやMACDなどのテクニカル指標による分析も可能にした。

独自のDEXルート最適化機能は、リアルタイムに最安値のレートを取得する。さらに独自のガス代(取引手数料)機能で取引時のガス代節約も可能にしている。

さらに、価格アラート機能を活用すれば、テレグラムの通知機能を通じて、指定銘柄の価格変動を即座に通知。リミットオーダー機能も事前に設定すれば、あらかじめ仮想通貨銘柄の希望売買価格を用意することができる。

ARKENトークンについて
また、2022年1Q(1月〜3月)には独自のARKENトークンもローンチ予定。

最大発行量は100億ARKEN。ベスティングやバーン(焼却)などのガバナンス設計を通じて、供給量の管理を行っていく方針だ。

チームについて
Arken Financeのチームは主に東南アジアに拠点を置いている。開発者やUX/UIデザイナーやマーケティング部門など多彩な人材を兼ね備えており、スタートアップ経験者が多い。

特徴としては、マーケットやユーザーへのフィットを重要視していることから、ユーザーの使いやすさにフォーカスしたプロダクトの提供を心掛けている。

なお、現段階では、外部からの出資は受けていないものの、資金調達は検討中で国際企業から関心を集めているという。