ビットコインとアルトコインの相関関係
リー氏が相関関係を見るのは、マクロ資産間ではなく、ビットコインとその他の暗号資産間である。

ビットコインとイーサでは、90日間相関係数は非常に高い0.80となっている。これはイーサが2021年、他の暗号資産と同じように、ビットコインのリターンを完全に打ち負かしたにも関わらずである。

しかし、イーサリアムの競合のネイティブトークンの場合には、相関係数は多少低くなる。リー氏は、それらの相関関係は他のスマートコントラクトプラットフォームがさらに普及するに連れて、下がっていくと考えている。そして、原因となっている要素がもう1つあると考えているが、それはあまり直感的に分かるものではないかもしれない。資産が取引される方法だ。

「中央集権型やDEX(分散型取引所)においては、BTCやイーサリアムのペアではなく、ステーブルコインのペアの取引数が増えている」とリー氏は語る。「代替的トークンは、ステーブルコインに対して取引されているため、イーサリアム(や)ビットコインとの相関関係は下がっている」

暗号資産が主に、ビットコインなどの他の暗号資産に対して取引される場合には、一緒に値動きすることになると、リー氏は語る。米ドルにペグされることの多いステーブルコインに対する投資は、ステーブルコインと、ビットコインやイーサなどとのつながりを絶ってしまうことになるとも、彼は語った。

そうなるとおそらく2022年は、アルトコインと、マクロ資産と相関関係のないビットコインの相関関係が崩れる年となるかもしれない。そうなると、分散化されたポートフォリオを生むために、アルトコイに少なくともざっと目を通すことが必要となる世界になるだろう。

それは興味深い世界となるはずだ。