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「リーマン・モーメント」という言葉が最近のニューヨーク市場で急増している。
2008年に起こった「リーマン・ショック」とほぼ同義だが
複雑な不確実性の高まりによって、長らく続いてきた金融市場の力学が崩れかねない局面を指す。
同時に増えている表現が「エバーグランデ・モーメント」だ。

07年当初も「リスクの高い住宅融資の規模は大きくはない」「いざとなれば金融緩和で対応できる」
という楽観論が広がっていた。
今回の騒動は杞憂(きゆう)に終わるかもしれないが
危機の入り口では得てして経験則に基づいた楽観論が広がりやすいことも歴史が証明している。

起こる可能性は低くとも、問題が発展すると損失が甚大になるテールリスク。
投資家はこの不確実性と当面向き合わねばならない。