[ハバナ 1日 ロイター] - 東カリブ、世界初の通貨同盟デジタル通貨を導入

東カリブ通貨同盟の中央銀行は1日、世界の通貨同盟で初となるデジタル通貨を発行した。
名称は「Dキャッシュ」で、東カリブドル(ECドル)のデジタル版。開発を主導したバルバドスの企業ビットによると、同通貨同盟に加盟する8カ国のうち、アンティグア・バーブーダ、グレナダ、セントクリストファー・ネビス、セントルシアの4カ国で試験的に発行が始まった。
Dキャッシュはブロックチェーン技術に基づいており、1米ドル=2.70ECドルで米ドルに固定されている。
金融機関や商店、消費者は1日から携帯電話にDキャッシュのアプリをダウンロードし、決済できるようになった。Dキャッシュは紙幣や硬貨で、あるいは銀行口座にある資金を交換する形で認可プロバイダーから購入できる。
東カリブ中央銀行(ECCB)のティモシー・アントワーヌ総裁は、自身が3月31日に初めてDキャッシュを使って、国境を越えた取引をしたと明らかにした。ECCBは2025年までに現金の利用を50%減らす狙いだ。
世界の主要中央銀行は現在、各地で中銀デジタル通貨の開発に取り組もうとしているが、多くはまだ構想段階。ただ、もっと巨大な通貨同盟の中銀である欧州中央銀行(ECB)は5年以内の導入を視野に入れている。
カリブ海諸国ではバハマが昨年、世界で初めて中銀デジタル通貨を全土で発行した。