<また仮想通貨のもうひとつの特徴としてサーバーが弱くて止まりやすいことがあった。
 ビットフライヤーでもコインチェックでもザイフでも、取引所のサーバーがビジーになって受け付けなくなることがある。
そうなると値がいきすぎてしまう。円滑な取引の整備という観点からすると発展途上だといえた。だからこそつけこめるスキがあった。(中略)

 ではサーバーの弱さにどうつけこんだか。
 一時は200万円を超えていたビットコインの値なのに、2018年になってどんどん下がりだした。
それで僕は150万円を割ったときにはロスカット売り(自動的に行われる強制決済による売り)がかなり発生するんじゃないかと予測した。
レバレッジを利かせて勝負している人間は、ロスカット売りになる可能性があるからだ。ビットフライヤーはサーバーが弱くて、暴落したときには注文が入らなくなっていた。

 そこで、ロスカットされたビットコインを全部買いたいと思って、あらかじめ120万円から100ビットコインずつ段階的に買いを入れておいた。
 うまく現実化したらおいしいし、現実化しなかったら取り消せばいい。すると、10日くらい経つと本当にビットフライヤーには注文が入らなくなり、僕の買いがロスカットをどんどんキャッチした。
注文が動いていたら拾っていくのは無理だけど、止まってしまっているため、前もって入れておいた買いが約定していく。

 このときは値が戻らないんじゃないかという不安はなかった。海外のビットコインは145万円くらいで推移していて、
僕の買いが120万円くらいで約定したから、少なくとも海外の取引所並みには戻るだろうと踏んでいた。それまでは日本のほうが高いジャパンプレミアム状態だったから、
海外取引所プラス5%くらいになったら徐々に売っていこうと思っていた。いざとなったら手数料はかかるけれど海外に送って売ってもいい。

 結果、半分くらい戻ったところで売って、1億5000万円ほど儲かった。
 こういったバグは世の中にいくつも転がっている。

cis