狂乱のビットコインが抱える「構造的リスク」
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20171211-00053721-gendaibiz-bus_all

「問題はバブルか否かではなく、いつはじけるかだ」とする論調もある。

「ビットコイン・バブル説」三つの根拠

ビットコイン・バブル説の第一の根拠は、ビットコインの価格上昇のペースがあまりにも急激であることだ。
2016年初めには400ドル程度であったので、2年間では40倍以上の値上がりである。
他の金融資産でもなかなか見られるものではなく、行き過ぎた価格の上昇を疑わせる根拠となっている。

第二の根拠が、こうした値上がりやそれによって利益を手にした人の話を聞いて、
「ビットコインは儲かるらしい」という「シロウト筋」がビットコイン市場に参入してきていることである。
つまり、「よく知らない人が買っている」相場になっているのだ。
中には株式投資の経験もないままに、値動きの荒いビットコイン相場に参画しているというあぶなっかしい例も目立つ。
株式市場では、「素人が株式投資に乗り出してきた時が相場のピークであり、バブル崩壊の前兆である」という有名な格言がある。

第三には、「仮想通貨に投資しないと損だ」と言わんばかりの風潮が広がっていることだ。
ビットコインでウン千万円を儲けたとか、「億り人」が誕生したという話が飛び交い、
「こんなに儲かるものをどうしてやらないのか」といったムードが蔓延してきている。

思えば、1990年前後の株式バブルのときにも、「株式投資でウン千万円儲けた」といった話が飛び交い、
「道端に札束が落ちているのに、どうして拾わないのか(どうして株式投資をやらないのか)」と言われたものだった。
そういう話を聞いてから、のこのこと相場に入って行った人が相当に痛い目にあったことは言うまでもない。

いったん値上がりが見込まれると、そこに参加することが合理的とみなされるようになる。
そして実際に利益を手にする人が現れると、そのことが人々の射幸心をさらにあおる。
というのが、バブルが拡大していく典型的なプロセスである。
このあたりで、一度立ち止まって、冷静になってみた方がよいかもしれない。