グールゴーの記録にナポレオンがエジプト戦役で体験した摩訶不思議なエピソードが載っている
ナポレオンはエジプトの砂漠ではぐれて道に迷ってしまったことがある
疲れ果てて困っていると軍用のテントがポツンと立っているのが見えた
少し休ませてもらおうとテントの中を開けると中は異国の香の匂いで充満していた
そこには、ヴィスコンティ夫人の肖像画を祭壇にしつえて一心不乱に呪文を唱えながら祈りを捧げるベルティエがいた
黒魔術かとドン引きしつつも疲れていたのでついテントの中で横になってしまった
すると、ベルティエに鬼のような形相で胸ぐらを掴まれた挙げ句に文字通り叩き出されたのであった
こうしてナポレオンはほうほうの体で司令本部に帰るとそのままバタリと寝付いてしまったのであった