ランヌとミュラはふたりとも自分で回顧録を残せなかったという点で共通の特徴がある
こうなると後世の人間としては周囲の回顧録から印象を探るしかない

その時にこの二人の関係の参考になるのはジュノー夫人(ルウルウ)・ナポレオン・マルボの回顧録が多いがどれも確かに二人の不仲を強調している
しかしジュノー夫人はおそらくカロリーヌが大嫌いだったみたいでミュラの悪口を書くのに非常に多大な文量を使っているし
ナポレオンは部下達の仲が悪い話をするのが好きだったし
マルボはそこまで二人の仲を客観的に見れる環境でもなかった

一方で当時のランヌとミュラ同士の書簡が当然いくつか残ってるのだが
それらはどれも親密な関係を思わせ順当な親友に思えるものが多い

後世に残るような文章で露骨な悪口を言い合うことはあまりないだろうことを考えても
二人の不仲がある程度強調されているものだと考える必要性がある気もする
漫画でこの二人の不仲があまり一方的な描写でもなくたまにデレてるのはその辺も理解した上ではないかな