>>40
「当時の科学者にとって事実なんてどっちでもよかった」

どっちでもよかったというのは言い過ぎだろう。自分の理論の根本があやふやでは確たることを何も言えまい。どちらでも完璧ではないから実用上は態度を保留していいとこ取りをした、という点はそうだろう。

あと、それは、コペルニクスが現れてから(ケプラーが出てくるまでの間)の話。コペルニクス以前には、少なくともヨーロッパには地動説が無くて、「どっち」などという選択肢がない(だからこその「コペルニクス的転回」)。

アリスタルコス(ちなみに私は子供の頃からその名を忘れた事はない。「毎月13日」はその名を思い出す日)は忘れられていたということですらなくそもそもヨーロッパに無い(ギリシャローマとヨーロッパは科学文明的に繋がってない事例が多い)。

史実としてはちょうどこの頃にアラビア語からラテン語に翻訳されてコペルニクスもそれを読んだのだろうが、

あくまでこの漫画が物語としてどういう物語なのか、アルベルトにあれが伝わったことによってコペルニクス地動説に至ったのであればラファウたちがその礎なのだという物語なんだな、
その物語の設定としてドキドキハラハラする死闘を引き起こした原因はどう仕込まれているのか、それはひょっとして「物語の中で最初に地動説を発案した(そしてそれはそれまでヨーロッパに無かったアイデアの「発見」であっても別に構わない)」人物の挫折・闇堕ちが背後に設定されているのではないのか、「そういう物語ではないのか」…

…という、「物語」に対する「こうじゃない?」であって、史実だなどと最初からいわないよ。