谷口君、甲子園への道�B(最終回)(つづき)

ヒゲモジャ役員:矢原を選べば、全国の準優勝校から「同じ準優勝校なのに」という不満が出ます。墨谷を選べば、全国の準優勝校からの不満はほとんど出ないと思います。
高野連会長:墨谷で行こう。不満、批判が少ないのは墨谷だ。谷原には気の毒だが、春のセンバツには出ているし、谷原には我慢してもらおう。みなさん、墨谷で賛同してもらえんかね?
(役員一同から賛同の声が上がる)
高野連会長:よし。早速墨谷に電話じゃ。海外旅行に行かれたらたまらんからな(会長のジョーク?に役員一同から笑いの声が上がる)。

(谷口君、帰宅のため自転車をこいでいる)
谷口:すっかり遅くなったな。受験勉強をしないと、かあちゃんに怒られてしまう。あれ、家の前に大勢人がいるぞ。野球部のみんなだ。さっき別れた倉橋たちもいる。どうしたんだろう?
(谷口の姿に気付いた丸井が谷口に向かって猛ダッシュ)
丸井:谷口さーん。甲子園、甲子園です。こうしえーん。
(谷口のそばまで来た丸井)
谷口:どうしたんだ丸井。甲子園って?何があったんだ?
丸井:谷口さん。甲子園です。甲子園(息が切れたのと、興奮状態でうまく説明できない丸井)。
谷口:甲子園?試合でも見にいくのか?
丸井:違うんス。俺たちが甲子園に選ばれたんです。甲子園に行くんですよ。
谷口:丸井、どうしたんだ?夢でも見たのか?
(そこに新聞記者登場。谷口に名刺を渡し、甲子園選出の経緯を説明する。信じられない出来事に呆然とする谷口。その後、マスコミ数社のインタビューを受ける。1時間後、新聞記者が去る)
(谷口たちは抱き合ったり、ガッツポーズをしたりして、喜びを爆発させる。)
谷口:(部員たちに向けて)辞退した高校には申し訳ないが、甲子園ではベストを尽くして頑張ろう。
(谷口たちは、甲子園の舞台に想いをはせ、新たな闘志を燃やすのだった。)
                                    (完)

次回、谷口君、甲子園への道・番外編「ツッコミを衝(つ)け」をお送りします。