承認欲求よりも自己憐憫の方だったわけか。
終始一貫して鷺沢は八千緑のことをかまととぶった女を見るような眼をむけていたけれど、弟の盗撮部屋の件と言い、まるで最初から全て知っていたかのようで不気味だ。なんというか、作劇におけるデウスエクスマキナという感じであって、なぜ分かっていたのか、どこで知ったのかというような説明はなされるのだろうか。