どれも決して適当に資料を使って読者をだまくらかそうといういつものテクニックを使っているわけではなく、調べているうちに出てきたホントのホントである。
こうなってくると、漫画をかいていても何が本当で、何か自分の空想か、かいている自分にも分らなくなってくる。
古代中国の故事とオリオン神話が関係あるとしたら、古代ギリシア人は20ミリ望遠鏡でやっと見ることのできる馬頭星雲の存在を知っていたことになる。
そんな事があり得るだろうか? そうでないとしたら、ギリシアや中国の歴史を自在に操り、ヘブライ人に言葉を与え、中国人に諺を作らせて、このとんでもない冗談を作り上げた何者かがいるのだ。
これこそ、宇宙の唯一物、偉大なるブラフマンからの人類へのメッセージなのではないか? ぼくは自分でも気づかない間に、神秘的なビジョンを見ていたのではないだろうか?
 四畳半のアパートの一室に突然不思議な光が満ちあふれ、一瞬原稿も部屋も時空の彼方へ消え去り、ぼくは内なる霊的な力に満たされ、
そして天から厳かな声が響きわたるのを、ぼくは確かに聞いたのである。
その声はこう言ったのだ。
「馬鹿!」